コト助くん
コトハちゃん
コト助くん
コトハちゃん
花って見てる分には綺麗だけど、コトハちゃんが言ったように、意外と怖い「死」の意味が付いた花言葉が多いんですよ。
でも、どの花言葉もちゃんとそうなった由来があるんです。
綺麗な見た目なのに、なんで「死」という不吉な言葉が関係しているのか?も合わせて見ていってください!
というわけで今回は、花言葉で「死」を意味する14の花達をお伝えしているので、間違って贈らないためにも覚えておいてくださいね〜!
花言葉で死の意味がある花20選!!
1.スノードロップ
スノードロップの花言葉は、
- あなたの死を望みます
というものがあります。
でも、可愛らしい白く雪みたいな花を咲かせるのに、なんでこんな怖い花言葉が付いたのでしょう。
コト助くん
実は、これにはイギリスの農村地方の、「とある言い伝え」が元になっているんですよ!
◆イギリスの言い伝え
ある日、カルマという女性の耳に「愛する恋人の死の報告」が入ってきました。
カルマは恋人との別れを悲しむみ、スノードロップを摘んで恋人の傷の上に手向け。
当然、恋人は目覚めません。しかし、花を置いた途端「彼の肉体は雪のしずく(スノードロップ)になった」とさ…。
この言い伝えから、この地方ではスノードロップが死の象徴とされるようになりました。
なので、家に持ち込むと不幸になると言われているんですよ。
また、この話からスノードロップを贈るのは、「死を希望する」=「あなたの死を望みます」という意味。
んー、話的にはロマンチックなようだけど、その地域では不吉な花として見られていたようですね〜。
コト助くん
コトハちゃん
2.イトスギ
イトスギの花言葉は、
- 死
- 哀悼・・・「人の死を悲しむ」
- 絶望・・・「望みが無くなる・希望をすべて失う」
となっています。
イトスギの花言葉って、結構怖い意味が多いですよね。
この花言葉が付いてるから、死の象徴として墓地に植えられることも多いんですよ。
でも、ただ墓地に植えられるからこの花言葉になったわけじゃなくて、ちゃんと由来があるんですよ〜。
その由来は3つの説があるので、早速チェックしていこう!
◆1つ目(伝説)
イエスキリストの磔(はりつけ)の十字架は、この木で作られたという伝説から。
◆2つ目(神話)
とある島に金色の角をもつ雄鹿がいました。
その見た目からか人々に大切にされ、中でもキュパソリッソスという少年と仲が良った。
しかし、ある日キュパリッソスが槍投げをしたら、誤って雄鹿に槍が刺さり殺してしまいました…
少年は悲しみ神様に、「永遠の嘆き悲しみ」を願います。そして悲しみの象徴のイトスギに姿を変えられた。
◆3つ目(神話)
ある狩人が森で獲物を探していると、茂みの隙間から「女神アルテミス」が水浴びをしているところを見てしまった!
怒った女神は狩人を鹿に変えられてしまいます。
そのあと、狩人が連れていた猟犬に鹿は食べられてしまいました。
んー、最後のはめちゃくちゃ怖い話でしたね。
どの話もイトスギの花言葉が怖くなった、由来として、納得できる恐ろしい話ばかりでした。
コト助くん
コトハちゃん
まぁ、桜とかと違って綺麗な花じゃないけど、一応花は咲くよ花粉の季節にね。
3.ハナズオウ
ハナズオウの花言葉は、
- 裏切りのもたらす死
です。
「裏切りと死」って、小説やフィクションではよくある展開だけど、花言葉だとなんか怖いです!
コト助くん
コトハちゃん
そうだね。
由来のヒントは、この花の別名が「ユダの木」と呼ばれていることですよ!
◆花言葉の由来
キリスト教の十二使徒の一人ユダは、キリストを裏切ったことを後悔しました。
その後、ユダはセイヨウハナズオウの木で、首を吊って命を絶ったと言われています。
この話から、欧米ではセイヨウハナズオウは「ユダの木」と呼ばれています。
4.クワ
桑(クワ)の花言葉は、
- 共に死のう
です。
なんか心中をイメージする花言葉ですよね。
でも、その考えは当たっています。なんたって、有名な物語の題材と関係していますから。
それは、あの「ロミオとジュリエット」の題材となった、ギリシャ神話が由来だと言われていらんですよ!
◆花言葉の由来
ある所にピュラモスとティスベと互いに愛し合っていた二人の若者がいました。
しかし、両親に二人の関係を反対され、夜駆け落ちすることにして、桑の木下で待ち合わせすることにします。
先に到着した、ティスベの前には「なんと!血まみれのライオン」が現れました。危険を感じた彼女は、被っていたベールを落としてしまいます。
遅れてやって来たピュラモスは、血まみれライオンとベールを見て、愛する人が死んだとかん違いして、悲しみ自害してしまいました。
その後、戻って来たティスベも、後を追って命を絶ってしまいました。
桑の実は白から赤に変わっていくのは、「若い二人の血が入ったことから」という言い伝えもあるみたいです。
コト助くん
コトハちゃん
5.キスツス・アルビドゥス
キスツス・アルビドゥスの花言葉は、
- 私は明日死ぬだろう
です。
この花言葉は、花の特徴からきているんですよ〜。
キスツスは、日本では午時葵(ゴジアオイ)とと呼ばれていて、それは午後の数時間だけ咲いてから、しおれてしまう特徴から付けられました。
この儚い特徴から、付けられた花言葉なんですね。
6.イチイ
イチイの花言葉は、
- 死
となっています。
シンプルに一番怖い花言葉ですね…。
これは西洋で、墓地に植えられることが多い木なので、そのことから付いた花言葉なんですよ。
7.タツナミソウ
タツナミソウの花言葉は、
- 私の命を捧げます
です。
タツナミソウの場合は、他のと違って捉え方によっては、永遠の愛的な意味としても使えそうですね。
まぁ、あまり深くない関係だと「こいつ超重い!」って思われそうですけど…
8.トリカブト
トリカブトの花言葉は、
- あなたは私に死を与えた
です。
トリカブトは毒があることで有名なので、こんな花言葉が付いてるのは納得ですね!
昔は、この毒を医療に使えないか?という実験で、多くの人が命を落としたとも言われている…
この話を聞くと、より怖いですね。
実は、トリカブトの花言葉って、他の言葉は結構いい意味が沢山あるんですよ!
9.スグリ
スグリの花言葉は、
- あなたに嫌われたら、私は死にます
です。
なんか、ホラーや怖い話で題材にされそうな花言葉ですね。
コト助くん
10.ドクニンジン
ドクニンジンの花言葉は、
- あなたは私を死なせる
- 死も惜しまず
です。
名前から分かる通り、強い毒性があるドクニンジン。
これはソクラテスの死刑執行にも使われて、茎の斑点は「ソクラテスの血」とも呼ばれているそうです。
また、ソクラテスは逃げられたのに死刑受け入れ、自分の信念を貫いて死を受け入れられたと言われています。
このことから「死を惜しまず」となったのかもしれませんねー。
11.ガマズミ
ガマズミの花言葉は、
- 無視したら私は死にます
です。
さっき紹介したスグリと似て、ちょっとストーカーチックな花言葉になってますね。
でも、この花って友情と心の繊細さのシンボルとされているので、この花言葉は恋愛よりは友情のことを指しているのでしょう。
そう考えても、ちょっと重たい花言葉…。
コト助くん
12.パセリ
パセリの花言葉は、
- 死の前兆
です。
この花言葉を見ると、
「えっ、パセリの花言葉怖いよ!もしかして毒があるの?」
と思ってしまったかもしれませんね。
でも、この花言葉の由来はギリシャ神話からきているので、毒とかは関係なさそうですよ!
◆花言葉の由来
元女王で奴隷のヒュプシピュレー、ある日オペルテースという子供を育てるように言われました。
ある日、彼女の元に「歩けるようになるまで、地面に寝かせてはいけない」神託が与えられます。
しかし、オペルテースをパセリの上に寝かせその場を離れてしまい、オペルテースは大蛇に食べられてしまったのです。
なんか、この神話のパセリの上で寝かせるって、生で見たらシュールな場面ですね。
でも、その後のシーンは怖いけど…
パセリの上に寝かせるって斬新ですね。
13.アイビー
アイビーの花言葉は、
- 死んでも離れない
です。
これはアイビーという植物の特徴的な育ち方からきています。
アイビーは、壁は木にツルを巻きつけて群生しているので、この特徴から「死んでも離れない!」となったのでしょう。
昔の甲子園の壁にあった、葉っぱみたいなイメージ。
14.睡蓮(スイレン)
睡蓮の花言葉は、
- 滅亡・・・「滅びることや、絶えて無くなること」
です。
これは神話で、睡蓮を摘もうとした人は川に引きずり込まれるという伝説から、付けられた花言葉です。
睡蓮の花言葉は、怖い意味だけじゃなくてステキな言葉もあるので、気になった方なチェック!!
15.薔薇(バラ)
バラの花言葉は、
- 死ぬまで憎みます
というものがあります。
これは、黒赤色の薔薇の花言葉ですが、愛の花と言われるバラにも色によってはこのような言葉があるんですよ。
この色は他にも「憎悪、恨み」などの言葉がつけられているので、間違っても送らないでくださいね!
さて、ここまで花言葉で「死」を意味する怖い花たちを見てきましたー。
沢山、紹介したので「怖い!」という印象が強いですよね。
花言葉が死に関係する花〜まとめ〜
コト助くん
- スノードロップ・・・「あなたの死を望みます」
- ハナズオウ・・・「裏切りのもたらす死」
- クワ・・・「共に死のう」
- キスツス・アルビドゥス・・・「私は明日死ぬだろう」
- イトスギ・・・「死」「哀悼」「絶望」
- イチイ・・・「死」
- タツナミソウ・・・「私の命を捧げます」
- トリカブト・・・「あなたは私に死を与えた」
- スグリ・・・「あなたに嫌われたら私は死にます」
- ドクニンジン・・・「あなたは私を死なせる」「死も惜しまず」
- ガマズミ・・・「無視したら私は死にます」
- アイビー・・・「死んでも離れない」
- パセリ・・・「死の前兆」
- 睡蓮(スイレン)・・・「滅亡」
- 黒赤色のバラ…「死ぬまで憎しみます」
今回は、綺麗な見た目とは裏腹に「死」という意味がある、怖い花言葉を見てきました。
意外な花も、入っていたんじゃないでしょうか。
贈り物をするときは、避けた方が良かったりもするので、覚えておいても損はないと思います!
でも、そこに込められた歴史的な背景や、神話などを知ると、昔からどのように扱われた花なのか?を知ることができましたよね。
コトハちゃん